20241216 復興がすすまない要因のひとつに


今年の元旦
最大震度7を記録した能登半島地震

今もなお復興が進まない
被災されたみなさま本当に大変な思いで過ごしていらっしゃると思います


すぐに解体整備して復興すればいいのにと思いますが

相続していない建物の被災があることを知りました


自分名義の建物、相続している建物であれば
罹災証明を受け
支援金や税金の減免などが受けられる手続きへ進めます


相続していない建物が被災したらどうなるの?


相続の権利者全員の同意を得ずに解体すると
人のモノを勝手に壊したと同じことになり
損害賠償などの問題が発生します


相続人(権利のある人)全員の同意を得る

または遺産分割協議を行う必要が出てきます

被災だけではなく

相続していない建物の解体となると
相続の権利者が一人でも同意をしなければ
解体はできず、そこに建て替えをすることができません

民法では共有物に対する処分行為
(壊したり、売却したりする行為)をするには
共有者全員の合意が必要とされています。


相続登記の申請は
令和6年4月1日から義務化されています

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建物だけでなく土地も


現在全国で約2割の土地が所有者不明であり

環境を悪化させ近隣住民に迷惑をかけたり

公共工事が進まず、地域住民の生活の妨げになっている現実もあります


我が家でも
父方の祖母名義の農地があることを
公共工事のお知らせで知った経緯があります

私の父は祖母よりも早く亡くなっていません
私が19歳の時に亡くなっています
その時に相続放棄の書類にサインをしました


祖母と同居していた伯母は手続きしておらず
結局私の兄が相続することに

我が家では相続人が少なく
また祖母の戸籍謄本も
私が伯母をつれて身分証明書やハンコを持参して
一緒に隣町で取り寄せることができました

必要書類を集めて司法書士さんへ手続きをお願いし
スムーズに手続きが完了

亡くなった人の出身が県外だったりすると
書類を集めるのに苦労するかもしれません

お葬式で親族が集まったときに
権利関係の必要書類のサイン押印などをお願いできる関係性であれば
のちの手続きがスムーズに行えます

司法書士さんに依頼する場合もお金がかかりますし

解体や今は墓じまいなど
私が生まれた昭和の時代とは
税金はじめ、かかるお金が違ってきています

相続人申告登記についても
お子さんに教育しておくことをおすすめします


新しくても古くても
メンテナンス費も考慮した暮らし


使う建築材料によっても
維持管理費メンテナス費用が違ってきます

今年度から相続義務化ですが
それ以前に相続した登記をしていない不動産にかんしても
義務化の対象です

口の上手い悪徳業者につかまって後悔したくないご家族様


家を建てる前にもいろんな勉強したい方

どこで大きな地震が起きてもおかしくない
自分だけでなく近隣の人のため
お互いのために
法律や条例、ルールを守った家づくり

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年末締め
税理士さんへお渡しする資料入力、確認

いただき物の飾り寿司で明日も元気に


それではまた

田澤妙子

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