20240504　「てご」って何のコト？

建設現場で使う一輪車「ねこ」に続き
本日は「てご」について

調べてみると
秋田県だけではなく
また大工工事だけに限らず
他県でも使われている方言ということが分かりました

意味は「手伝い」や「手助け」

建築現場用語としては
「手元」(てもと)ということもあります

職人さんの補助や主たる作業者である職人の
サポート役という意味あいです

見習い職人などが手元を務めることもありますが
労務費で区別した場合には
職人とは違い、同じ賃金を請求することはなく
専門職ではない雑工としての扱いとなって
かなり下げた金額となります

昔は、手元を専門とする職人もいたそうですが
現在はほとんどいなくなってしまいました

工事請負契約金の中で
専門職の賃金は下げられません

現場点検もかね私が材料運搬したり
「てご」や「てもと」も行なうことで
その分の賃金はカットでき
現場の点検もできます

今日は池田棟梁がまとめてくれていたサッシの梱包材を持ち帰り
作業場で段ボール部分とビニール部分をはがして分別
段ボールは作業場にまとめておき
たまったらリサイクル業者へ持っていきます

インボイス番号も届出しており
段ボールも雑収入として経理で上げ
燃料費くらいにはなります

なにより
整理整頓されている現場は安全で作業もはかどります

足場作業主任者でもある池田棟梁は
勝手口部分の足場を外し勝手口も取付完了

限られた予算

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
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それではまた

田澤妙子